神経内科について

神経は全身の様々な機能に関わる重要な臓器ですので、神経内科が扱う疾患は様々な症状を示します。具体的には、

• 意識障害
• 認知症
• けいれん（てんかん発作）
• 頭痛
• めまい
• 視力・視野の異常、ものが二重に見える（複視）、まぶたが下がる
• ろれつが回らない、ものが飲み込みにくい
• 歩きにくい、転倒しやすい
• 手足の麻痺
• 体が勝手に動く（不随意運動）
• 運動がスムーズにできない（運動失調）
• しびれ、痛み、感覚が鈍い（あるいは過敏）

などの症状を呈する疾患を扱います。

神経内科では、まず患者さんの症状を詳しくお聞きし、身体所見を的確に把握することにより、どのような性状の病変が神経系のどの部位にあるのかを見極めます。そのうえで様々な検査を駆使して診断を確定し、治療に結び付けます。上に挙げた症状でお困りの方は、一度神経内科への受診を考えてみられてはいかがでしょうか。かかりつけの先生からの御紹介状があればよりスムーズな対応が可能です。特に初診の患者さんには丁寧な問診と診察が正確な診断のために欠かせませんので、お一人当たりの診療に時間がかかる場合があることをご承知おきください。

疾患によっては関連する各科（脳神経外科、精神神経科（メンタルヘルス科）、整形外科、心療内科、耳鼻咽喉科、眼科、泌尿器科、循環器科など）にご紹介し、各分野のエキスパートと連携して診療に当たります。

現在当院には常勤の専門医が不在でご迷惑をおかけしております。入院加療が必要と判断される場合は、適切な施設へ速やかに紹介させていただきます。