坂出市は香川県のほぼ中央にあり、本州と四国を結ぶ瀬戸大橋の四国側玄関口です。面積は約92平方キロメートル、人口は約5万3千人です。気候は、瀬戸内海式気候に属し、年間を通じて温暖で雨が少なく、大変過ごしやすいです。平野部はのどかな田園風景が広がり、市の北東部には高松市と跨る五色台があり、四季を通じて自然が楽しめます。
また、瀬戸内海には日本で始めて国立公園に指定された瀬戸内海国立公園が島々とともに広がっています。
沿岸部はかつて塩田も盛んでしたが、塩業整理により廃止され臨海地区は工業地帯となっています。坂出の地名の語源は「宇多津の田尾坂を上って出た場所」と言われています。
瀬戸大橋は、香川県坂出市と岡山県倉敷市を結ぶ6つの橋と4つの高架橋の総称です。昭和63年4月に開通し、全長は9368m、鉄道と道路の併用橋としては世界最長を誇ります。
瀬戸大橋の開通を記念し整備された公園で、入口から公園奥まで続く噴水は瀬戸大橋の吊橋や斜張橋をイメージしています。広い芝生広場や池、滝、遊具もあり週末は家族連れで賑わっています。
瀬戸大橋記念公園内にあるパノラマ回転展望台タワーです。ラウンドアップシステムとしては世界有数の高さを誇り、展望室がゆっくりと360度回転しながら、地上約132mの高さまで上昇します。
2005年4月に完成した美術館は、日本を代表する風景画家「東山魁夷」の作品を展示したもので、魁夷の祖父が坂出市出身という縁で開館しました。美しい自然に囲まれ、美術館にある海辺のラウンジからは、絵画のような瀬戸大橋や島々の眺望が望めます。
本殿は鎌倉初期の建築で、三間社流造りの神社として国宝の指定を受けています。本殿の手前にある拝殿は新しいものですが、苔むした石灯籠や木々は神々しい佇まいで、厳かな雰囲気で参拝者を出迎えます。
坂出駅の近くにあり、市街地の中心部にある庭園で、優美な池泉回遊式の日本庭園と、緑の芝生広場がひろがる洋風庭園の趣の異なる庭園で構成されています。地元の実業家が、讃岐富士を借景としてこの地に築庭しました。
府中湖は、昭和41年綾川を利用して造られた総貯水量850万トンの湖で、主に番の州工業地帯への工業用水の給水に利用されています。平成5年の国体ではカヌー会場にもなり、現在も全国規模のカヌー競技が行われています。
番の州を埋め立て工業地帯となった為、現在は陸続きになっています。かつては島で、柿本人麻呂がこの島で歌を詠んだといわれ、瀬戸大橋を臨む浜には柿本人麻呂の碑があります。
坂出には、季節ごとに各種イベントが開催されています。
2月開催
5月開催
1966年にはじまり約50年の開催回数を誇っています。8月の第1金~日曜日に開催され、金曜日のステージイベント前夜祭に始まり、続く土曜日にはパレードや総踊りが行われ当院からも参加します。また、日曜日には約2トンの太鼓台約10台を150人以上で一斉に差し上げる太鼓台競演は一見の価値があります。他には、ライトアップされた瀬戸大橋をバックに海上花火大会もあります。
8月開催
冬のイルミネーション
かつては、全国の3分の1の塩を坂出で生産していました。その坂出の塩を使ったさまざまな商品が開発されています。
塩田で有名な坂出は、沿岸部に近い畑は砂地で塩分が多く、金時人参と 金時いもの栽培は、その土地を活かした名産でした。なかでも金時人参では坂出市が 世界一の生産地です。金時人参、金時いも、金時みかんは讃岐三金時と呼ばれ、三品とも赤身が濃く身体に良い食べ物です。